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【連載小説】プレトとルリスの冒険 – 「第15話・理不尽な取り調べ」

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プレトは警察に連絡をする。

一応、救急車も来てくれることになった。

「今度はまともな警官だといいな……」

連絡を終えてルリスに言うと、

友人は意味ありげに首をかしげた。

プレトはルリスと共に、

レグルスの周りをぐるっと一周しながら、

携帯電話で次々と証拠写真を撮っていった。

愛車は、後方が大きくへこみ、右側はひしゃげ、

ガラスもバキバキに割れ、全体的に歪んでいた。

「これは、本当にひどい……プレトが無傷なのは奇跡だよ」

ルリスが顔をしかめて言った。

「そういえばレグルスの事故って、あんまり聞いたことないかも。

センサーが付いているのに、どうして事故になったんだろ」

「……私も聞いたことないな」

なぜお互いのセンサーが反応しなかったのだろう。

片方だけの不調なら、

まだあり得るかもしれないが、

2台のレグルスが同時に故障するなんて、

どのくらいの確率で起きるものだろうか。

「しかも当て逃げだし」とルリスが言って、

眉間にシワを寄せる。

プレトは気がかりだったことを打ち明けた。

「あのさ、実はクリームを預けた動物病院の辺りから、

黒いレグルスが2台で後をつけてきている気がしてたんだ。

私にぶつかったレグルスも黒で、

2台一緒に行動しているように見えたし」

ルリスが神妙な顔をして見詰めてくる。

「だから、わざとぶつけられた可能性があると思う。

理由は分からないけど、

もしかしたら私、あいつらに恨まれているのかも」

プレトは話しながら、

自分の中でふつふつとマグマが煮えるような怒りを覚えた。

「じゃあ、つまり、わざと当て逃げしたってこと?」

「その可能性はあると思う」

「……」ルリスは黙って下唇を噛んだ。

プレトは「これも、あくまでも予想だけど」と、

前置きをした上で言った。

「ホテルの駐車場でさ、怪しい奴らがいたじゃん。

私のレグルスのセンサー、あの2人組の男に壊されたのかも」

「……」ルリスは相変わらず下唇を噛んだまま、

両目を強く閉じた。

林道は相変わらず薄暗かった。

2人以外には誰も人のいる気配がない。

プレトは無言で、ルリスの額に右手を当てる。

熱はまだ下がっていないようだ。

「……まだ熱あるね。ルリスのレグルス、

路側帯に移動できるかな。中に座ってたほうがいいよ」




続きは、こちらから、どうぞ!

【連載小説】プレトとルリスの冒険 –

「第15話・理不尽な取り調べ」


by RAPT×TOPAZ




皆様に沢山の祝福が望みますように

むね


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