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【連載小説】プレトとルリスの冒険 – 「第2話・不可解な応答」

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プレトは困惑した。

命令書を見るのは初めてだった。

よく見ると、差出人は職場だけでなく、

法務省も連名になっていた。

法務省にも関係があるのか?

短い命令書の内容を何度か読み返してみたものの、

プレトには全く状況が掴めない。


プレトは思う。

そもそもパラライトアルミニウムが枯渇するはずがないし、

百歩譲って、

誰かが虹の採取に行かなければならないとしても、

採取チームに命令すべきだろう。

私は研究チームから動いたことすらない。

しかも、宛名が「プレト殿」となっている。

この書き方だと、

まるで私1人で行くようにと言われているようだ。


プレトは研究所の人間関係にも待遇にも余り不満はなかったが、

頭をよぎったのは「退職」の2文字だった。

だが、そう簡単に辞めるわけにもいかない。

この国では、

基本的に職業は1度決めたら変えるのが難しい。

再就職のハードルはとても高く、

退職理由が何であれ、次の仕事は危険度がより高く、

給料の低い仕事になる場合がほとんどだ。


何よりも、世間体が悪くなり、

肩身の狭い思いをすることになる。

状況が何も分からない今、焦って退職するより、

先ずは苦情の申し立てをすべきだと判断した。

若手のプレトにとっては、苦情の申し立てすらも、

自分の立場を危うくするリスクを孕んでいたが、

ここは自分を奮い立たせるしかない。


プレトの職場は、

パラライトアルミニウムの研究をしている国立の研究所だ。

そこにはいつも人がいて、各々の作業や研究をしている。

だから、定時が過ぎた今でも、

誰かが電話に出てくれる可能性は高かった。

さすがに所長はこの時間にはいないだろうと思ったが、

上司の誰かとなら話せるかも知れない。


プレトは携帯電話を手に取り、、、



*続きは、こちらから、どうぞ!


【連載小説】プレトとルリスの冒険 –

「第2話・不可解な応答」by RAPT×TOPAZ





皆様に沢山の祝福が望みますように

むね


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光の騎士 むね

Author:光の騎士 むね
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あなたは、愛に包まれます。
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